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Stick to - Materialism (12/15/1998)

最初は田舎だからかなぁ…と思ってました。やけにみな質素なんです、生活というか、その、、、身の回りの「物」が。

車なんてぼろぼろの破壊寸前の車をしょっちゅう見ますし、家にしても、新築でもなんかちゃちな作りです。電化製品や、コンピュータ、これらは、まぁ、日本で「すごいの」を見慣れているせいもあるでしょうが、とにかくいろんなものが質素にみえてしまします。

しかし、半年も生活していろいろ人と話しをしているうちに、この、私自身の中にある、ある種の日本人独特の価値観というのに気が付きました。

bullet「そろそろ、この冷蔵庫も10年使ったし…」
bullet「この車、来年から毎年車検だから…」
bullet「あの人も…を新しくしたらしい…」
bullet「今度どこそこから発売された新製品は…」

私自身、知らぬまに、「モノ」の寿命を勝手に決め付け、常に最新のもので身の回りを覆ってしまっている…常に人が持っているものと自分が持っているものを比べ、自分が極端に「並」から外れていないか気にしている…そうすることが裕福なことだし、当たり前だと思っている節があります。社会人になって給料を得て、一応一人でやっていってるわけですから、そりゃまぁ、いわゆる「人並」のものは欲しいわけで…とかなんとか。

NYのこのあたり。そういう概念は全くなさそうです^^; モノを大事にする?いえ、そういうんでもないんです。いわゆる「倹約」というイメージはあいません。スーパーであれだけばかみたいに買い物する人たちです^^; お金が無い?貧乏?いえ、とくにそういうわけでもありません。とにかく、こだわりが無くて、道具は使えればいいし、使い捨てのものはどんどん使い捨てにするし、必要以上のものは本当に必要ないと思っているのです。

先日、世話になった英語の先生がヨーロッパに移住するというので、その先生宅で、お別れパーティをしました。出国を2日後に控え、すでに部屋のなかはものけの殻に近い状態。運び出すのが大変だと思われる、ソファーやカーペット、椅子など、これはもう置き去りにするんだといいます。

その先生、パーティのその場で競売を始めます。「$30でどう?」。私はちょうどソファーを探していたので、ラッキーとばかりにお持ち帰りしました:-) 椅子は先日結婚したばかりの同僚の新婚夫婦が偉くお気に入りで、これも、その場で現金と引き換えにもって帰りました。

日本だと。。。どうでしょうねぇ。学生が$30で中古崩壊寸前ソファーを買うのはともかく、新婚夫婦が、スクラップ同然の椅子を買っていくか?周囲の人はどういう目で見るか。。。

「婚礼家具」とかありますね。新しい人生の門出なんだから、せめて道具くらいはもたせてやりたい…いえ、その親心を否定する気は毛頭ありませんが、そんなものなくても十分幸せな門出はできますし、しかもそれに何百万円も…。そもそも「中古」という響きに一種の差別的意識が無いでしょうか。人の使ったものだしぃ…という^^;

それよりも、自分が気に入っているか、とか、楽しめるか、とか、自分のやりたいことに役に立つか、とか、そういう人間本意の価値観が、「モノ」自身に対する価値観よりもはるかに上回っているのが、この辺の地元民の感覚のような気がします。

物質的に豊かになって、精神的に貧しくなったという昨今の日本人、ちとモノに対する価値観を考え直してみてはいかがでしょう。

「あなたの人生にそれは必要ですか?」
「それがあるとどれくらい充実した人生が送れますか?」

#あ、ちなみにこの「モノ」の価値観、物欲というのでしょうか…韓国、台湾人とは気が合います。彼らは日本人の物欲に加えて「派手さ」も好みます^^;

→ 他のジモピーの話はこちら

 

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Last Updated:11/24/01