Japanese 日本語会話 (8/29/1999)
夏休み、バケーションを日本で過ごしてきました。まぁ、暑い夏!でしたが、美味しい食べ物に舌鼓を打つ毎日!
人と話していると英語ではなく日本語で会話する快感、あのもどかしさを感じずにスムーズに会話できる気楽な気分。。。なのですが、ところがいいことばかりではありません。今回はちと日本での生活が長めだったので、後半は徐々に日本語ならではの、英語にはないもどかしさも感じるようになってきてしまいました。
自分のしゃべる言葉、頭で考え、次にどんな言葉を発するか。これはもう日本語の方が何倍も楽なのです。ところが、楽なはずの日本語で感じるもどかしさ、これは実は、話がうまくかみ合わない、進展しない、要領をえない、結論がわからない、といったところの不快感です。もちろん話をする相手によって、状況は100%違うのですが、日本語の言葉そのものの持つ問題点というのもちと目立って感じるようになってきました。
 | 「よろしくお願いします」 |
これはもう、意味不明といってもいいかもしれません^^;
便利なので使いますけどね。どういう意味があるのか。よく使うのは、メイルなど最後の締めの言葉。なんかないと寂しい。これでおしまいという合図。私はあなたと仲良くしたいというサイン。そんなようなニュアンスでしょうか。
でも、明確な意味は分かりません。よく会社の文書に書いてある、「以上」とか「記」とかと同じレベルでよくわかりません。意味合いを不明瞭にするだけなので不要なのでは?返ってない方がいいのでは?などとも思ったりします。
よろしくお願いしますに相当する英語は。。。ないんでしょうねぇ。。。というか、先の「以上」とか「記」とかを考えると、もはや、メイルの最後につける、「Thanks,
」「Respectfully,
」などの締めの言葉と同程度の「記号」と考えた方がいいかも知れません。
(Kくん)「よろしくお願いします」って、「オレに良ろしくしろよ」という意味では?と思いました。ちょっと極端かな。でも他人のことを思いやってあげるというとても良い面も持っていると思います。
そうですね。うまい人間関係の第1歩。俺によろしくというのはおもしろいですね。でも、どうやったら「よろしく」なるのか。価値観が単一ではないアメリカでは、なかなか難しいです^^;
 | 「きちんとやれ」「ちゃんとやれ」 |
きちんと、とか、ちゃんと、ってどういう状態なのでしょうか。日本ではよく使うフレーズですが、結局精神論で、具体的にどうするのかはこれではよくわかりません。
もちろん英語にも似た表現はあります。たとえば「neatly」。試験問題の表紙に「write
neatly
(きちんと記述しなさい)」と書いてあったりします。が、これはニュアンス的にはむしろ、「丁寧に」というのに近く、文字をちゃんと判別可能なように書きなさいという意味です。アメリカ人は日本人に比べて、手書き文字がものすごく汚いですから、こういう注意も頷けます。
決して、Do neatly=(ちゃんとやれ)という表現にはなりません。聞いたことありません。
(Kくん)
「ちゃんとやれ」「きちんとしろ」は、「私の思っている通りに動け」という意味では?と思います。
「他人と比べてみて」「まわりをよくみて」行動しなさい!という社会的規範がそのベースになっているのでは?
相手の要求にきちんと応えるということは仕事する上でも生活する上でもとても大事なのでよい規範だと思います。
なるほど。命令調でいわれたときは、「指示に従え」という意味。。うん、、確かに、そういう気がします。
「ちゃんとやりましょうよ。」「ちゃんとやれば〜できる。」「ちゃんとやらないから。。」「ちゃんとやろうと思って。」
こちらはいかがでしょうか。
 | 「頑張ります」 |
これもよくわからないんです。頑張るってどういうこと?大事なのは、頑張っても頑張らなくても、どういう結果(結論)に向かって、どういった方策で努力するか、なのに。。。頑張りますじゃ^^;。。。「とにかく頑張ります。」とか:-p
アメリカ人が頑張らない訳ではありませんし、精神論としては、そりゃ「頑張る」んですが、話をしていて「頑張る」に相当する言葉は思いつきません。大抵は、「これが好き」「金持ちになりたい」「〜したい」だから、こうして、こういうことをしている。こうなればいいなぁと思って、こういう努力をしている。そういう話に必ずなるんですが、、、、
「じゃぁね、頑張ってね」とか、励ます意味で気軽に使えるこの言葉は大変便利だとも思います。が、シビアなビジネスの世界でこれをやられると???
ちょっとお堅い世界だと、「前向きに善処致します」というところでしょうか:-p。こんなセリフをはいてるようじゃ、何もしません。と言ってるのと同じと思うのは私だけ?
 | 「ほーら、みんなできてるよ?」「あなただけだよ、そんなこと言うのは」 |
聞き分けのない子供を諭すときのセリフ。:-)
無意識に言ってますが、子供が「だからどーした!?」と開き直ったらなんと答えるのでしょう:−p
人を説得するとき、叱りつけるとき、処罰するとき、言い聞かすとき、その理由は、Reasonableでなくてはなりません(と思います)。じゃないと、たとえ子供といえども、言われた側が理解・納得できません。みんながこうだから、こうすべきだ、というのは妙な理屈です。こうやって、日本人は小さい頃から、周りの人の行動を常に気にする概念を教え込まれているのです。生まれて30年たって、ようやく気がつきました^^;
別段日本語が英語に比べて劣っているとは思いません。微妙なニュアンスや俳句に代表されるような短い言葉による表現など、より豊かな言語であるようにも思います。
ただ、その表現力の豊かさゆえか、英語に比べて言葉が柔らかく、意味がぼけているのも確か。人を傷つけないようにとの配慮はすばらしいですが、あまりにそれに終始していると結局何が言いたいのかよくわからない。そういう状況を引き起こしやすい言語でもあるのです。
気持ちを表すとき、状況を説明するとき、意見を主張するとき、その時どきに応じて、うまく言葉を使い分けたいものです。#今のところ、根っからの日本人の私は、英語寄りのはっきりした考え方にシフトして、ちょうどいいのではないかと思ってます^^;
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