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Terminology (10/26/98)

「語=キーワード」というのは、不思議なもので、知らず知らずのうちに考え方を一つの方向に固めてしまいます。同じ概念のはずなのに、日本語と英語でそのニュアンスが違ってしまう、考え方に差ができてしまう。これみな、この「語」の認識の違いに起因するところが大きいと考えています。

日本語の中には、「カタカナ英語」と呼ばれる便利なものがあります。日本語に古来から存在しない概念は、無理に漢字を当てはめるより、そのままカタカナ読みで輸入してしまえ。という発想です。特に、私のような通信業界の者にしてみれば、仕事上の日常会話の半分がカタカナ英語だったりします。^^;

しかし、要注意です。本当の英語の意味がそのまま日本になだれ込んできているかというと必ずしもそうではありませんし、ましてや漢字を当てはめた、あるいは対応する日本語の訳も、実はピントがずれている場合が多いのです。

日本語の「語」と英語の「WORD」、それらの背後に潜む概念、文化の違い、それらをかみ砕いて、まずは「その違いを理解する」ところから始めましょう。

技術 … Technology と Technic

厄介のなのはどちらも、日本語で「技術」というところです。日本語で「技術」といったとき、Technologyのことを指していますか?Technicのことを指していますか?その違いを考えたことがありますか?

Technic というのは、たとえば文章を書いたり、簿記の世界でも出てきます。Writing Technic, Calculation Technic。手先の起用さ、要領、やり方、日本語でいえば「手法、技」に近いニュアンスです。

Technology これが本当の技術です。「日本は技術先進国」というときに、Technical に先進国なのか、Technology の先進国なのかでイメージが全然違ってきます。

現在のところ、コンピュータ・通信業界に関していえば日本はむしろ Technical 先進国でしょう。Memory や IC チップの生産量や品質こそ、日本や韓国が米国を上回るとはいえ、他の分野、たとえばソフトウェアやCPU、OSの分野では完全に米国主導になってしまいました。

革新 … Invention と Innovation

アメリカ人に聞いてもはっきり答えられる人は少ないかも知れません。

法的に保護される発明、発想、何もないところに新しく発生したアイデア、これが Invention。 これに対して、Innovation はその応用、実用化のことです。

Invention = IDEA であり、 Innovation = USE です。

日本人は、Innovation は得意かも知れません。特に80年代の生産性、品質向上の時代は、日本が世界一といわれた時代でした。最近の電気新製品をみてもやはり、欧米のそれとは一味違うものを感じます。

しかし、Inventionはどうでしょうか。利益を生み出す PATENT を日本はどれくらい持っているでしょうか?

明確に … Specific と Clear

基準 … Standard と Criteria

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Last Updated:11/24/01