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Cognitive (11/6/98)

ここでは、マネージメントの話題に触れます。

歴史的変遷

先進国のマネージメントの歴史的変遷を追ってみます。

bullet1900 Scientific Management
bullet1930 Human Relations
bullet1940〜 Operations Research
bullet1950〜 System Analysis
bullet1960,1970 Strategic Planning
bullet1980 Japanese Management
bullet1990 Cognitive Perspective

1900,1930は、よくわからないので置いておくとして:‐p、1940 Operations Research, これは、いわゆる「産業」が産まれた時代だと思います。物を工場で生産するというビジネスが主流になり、より効率よく物を生産するということが重要なマネージメントのテーマでもあったわけです。いや、過去形で書くのは正しくないでしょう。現在でも、その生産拠点が欧米から中国・東南アジア諸国に移行したとはいえ、物を生産していることには変わりありません。現在でもORに関する研究は続いていると思います。

1950年代になって、その工場のラインとかの単位ではなく、ビジネスそのもののシステムの効率化、そのための分析が産まれた時代です。コンサルタント業もこの時代に生まれた業界ではないでしょうか。工場、生産の効率化。これにはどうしても限界があります。限界に当たるとどうするか、その他のファクターも含めて抜本的に見直す。会社のシステムとしての機能を徹底的に洗い出す。そういう時代だと思います。

1960,1970 Strategic Planning。Strategic は「戦略」です。戦略とは?戦略とは、相手を倒す策略のことです。相手がいなければ戦略は要りません。:‐p それまでは戦略がなかったかといえばそうではないとは思いますが、経済、産業が熟するにつれ、競争相手や市場競争が激しくなる。(これは資本主義の自然現象ですから致し方ありません)。なんとか敵を倒す、自分の会社が勝ち残るシナリオを組み立てる必要がある。まだこの時代は、リアルタイムマネージメントには程遠い設備状況ですから、Planning つまり、最初の計画が大切だったのでしょう。

1980 Japanese Management。 日本の時代です。日本がビジネスにおいては世界でトップに立った時期だと思います。日本人の得意な、「高品質」「生産性」これらの要素が、欧米をはるかに凌駕し、欧米自身も日本のやり方を見習うべきだと振り返った時期です。

ちょっとそれますが、この1980年代だけ、「Japanese」と固有名詞をつかっているのが気になりました。多分、欧米人も結局のところその、日本の「何が」?と問われると一言では言いづらいのではないかと思います。個別には、QC等の個別テクニックはありますが、全体としてはとにかく「日本」なんだ。。。ということでしょう:−)

1990 ここからが本番です。すでに世界的な経済は、頭打ち状態にあり、日本しかり、比較的好調なアメリカにしても、南米やロシア、アジア危機に引きづられる形で絶好調とはいえません。そんな飽和した状態でのビジネスの新機軸、これが Cognitive Perspective だというのです。。。。

Cognitive

この言葉は正直よくわかりません^^; 辞書によると

認識の[に関した];経験的知識に基づく

とあります。いろいろ読んだり、話したりしていると、これはどうも日本語でいうところの、「学習」する、「変化」する、しかも「知識ベースの」といったイメージでしょうか。しかし、この言葉、今後のマネージメントを語る上で、非常に重要なキーワードではないかと予感しています。

マネジメントスクール

米国のマネジメントの変遷は、イコールマネジメントスクール(MBA)の変遷ともいえると思います。ものの本によれば、米国のマネジメントスクールを以下の3つに分類しています。

bulletTechnical-Rational
bulletBehavioral
bulletCognitive

Technical-Rationalというのは、技術的であり、論理的(もちろん正しい論理)であるということです。具体的には、昔で言えば、Scientific Management、最近で言えば、Total Quality Management (日本が得意な奴)、Reengineering Value chain analysis などがこの分野に含まれます。要するに、数学や、モデルなど、論理的思考を適用して、最適な解を導き出すと、そういうやり方です。

リエンジニアリングは、日本でも大流行しました。そのあともはや、リエンジニアリングは甘くて、リストラが必要といった気運が流れているように感じますが、最近はどうでしょうか。

Value chain これも日本では言葉こそ良く聞きますが、概念的には、、、まぁ、あることはあるでしょう。でも日本語でなんというかは知りません。:‐p

最近は、Behavioral。これには、Network Organization, Strategic Information System などが含まれます。要するに、システム、コンピュータ、ネットワークを駆使して、人間の行動(behavior)そのものを効率化していくためには。という方向性です。

最近話題のEthical Problem もこの分野に入ると思います。つまり、Information Systemといったものが発達してくると、不正コピー、プライバシーの侵害、機密情報漏洩といった、システムの(いわば)小さな欠点がより大きな問題としてクローズアップされるわけです。

最後にCognitive。The learning organization、Knowledge-based firms、Datamining などが含まれるとされています。learning organization というのは、なんとなくわかります。最適なマネージメントというよりは、自己学習するような組織、マネージメントのあり方を追求する。そういうことでしょう。

で、何なの?

まぁ、Cognitive でも Behavioral でもいいんですが、結局のテーマは、人間対システム、マネージメントという領域でそれらの関係をどう保つか、構築、運用するかという問題です。人間の情報処理能力というのには、ご存知の通り限界があり、それを補う形で、さまざまなTechnologyが発展してきました。ですから、大切なのは、いつの時代も、それらが人間のこの最終的な目的(マネージメント)に合致するかどうかです。

(続く)

 

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Last Updated:11/24/01