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Accounting (11/7/98)

ここへきて Accounting (会計)が面白くなってきました。私はもともと大学時代はコンピュータサイエンスの専攻ですし、社会人になってからも基本的にはエンジニアとしてのキャリアパスを歩んできたつもりですが、社外との契約や付き合い、それから、戦略などなど勘案するに際して、企業の Finance 情報の基本くらいはマスターしておかなければ、という必要性を感じるようになってきました。

ですから、本当に専門家として Accounting を極めるつもりはありません:-p そこはそれこそ専門家にお任せします。私にとって大事なのは、基本的な知識、たとえば Annual Report や B/S、ROA、ROE などの基本分析ツール、それらを理解した上で、「金」の話しにおいてもディスカッションできる、経理の分野での共通の「言語」を習得すると、そういうことを目指しています。

それともう一つの大きな目的は、ビジネススクール(MBA)の基本としてアカウンティングを学ぶことです。テクノロジーベースの企業で、戦略やマネージメントをやりたいと思ったとき、半分はエンジニアリングスクール、半分はビジネススクール、そういうカリキュラムになります。ビジネススクールのコースというのは、Accounting や Economics を基本(必須)と指定していますので、これらを取った上で、本番のマネージメントの授業を取るという段取りになるのです。実際この Accounting のクラスはほとんどのMBAクラスで Prerequisite (事前に取得が必要) として指定されています。

Financial Accounting と Managerial Accounting

面白くなってきたというのは、秋学期も約2ヶ月強を終了し、授業の内容がいままでの Financial から Managerial に移行してきたからです。

Financial = 過去の出来事、対外公表データ

Managerial = 将来の計画、予測、データの利用方法、内部利用

という特性の違いがあります。今までやってきた Financial Accounting は、いわば「簿記」で、現在の会計の考え方が広まったときから、世界共通の考え方であり、この世界での「常識」を学ぶことです。Managerial になると、今度は、それらのデータや分析を将来の業務、ビジネスに役立てるという視点になります。公表はしないでしょう。秘伝のタレのようなものです。

Financial Accounting Memo

基本はやはり、B/S バランスシートです。

Asset = Liability + Equity
(資産) = (負債) + (資本)

という基本公式から成り立ちます。日本語で、専門的に勉強したことがない素人ですので、日本語の用語はよくわかりません^^;(誰か教えてください -> hirosi@hirosi.com

家では家計簿として、MS Money99 を使っているのですが、これも基本的にはこのB/Sの考え方に則っています。銀行口座の残高が Asset に計上され、クレジットカードの利用は Liability に積み上げていきます。大体月単位で 各口座(Account)をclose (ゼロにバランスさせる)させます。そうして残った Equity が、私の Networth (純資産額)ありていに言えば、「いくら持ってる?」というやつです。

ちなみに私自身のB/Sは、円/ドル換算レート変動に連動して上下します。渡米後資産(銀行残高)を随分とドルに移行したため、このところの円高には参っています。相対的に価値が低くなりますから。。。

すべての Account はバランス(つまりゼロにする)させることに意味があります。あぁ、カードの利用料がこんなに増えてしまった。。。というのは、現金でそのカードの利用分をゼロバランスさせると、現金がそれだけ減ると、、、そういう計算を頭の中で無意識にやっているから悩むわけです。もしバランスさせる必要がないなら、つまり、カードの Liability をバランスさせないなら、いくら負債があってもへっちゃらです:-)

アメリカでは、日々の日常生活を通してもこのバランスの考え方に遭遇します。たとえば、電気代や電話代などの請求書 (Bill) 。日本だと、これだけ使ったからこれだけ払いなさいという紙が送られてきますが、アメリカの場合、大抵は、今月のチャージはいくら、先月の残りがいくら、よって、残りのチャージはいくら。という書面できます。バランスさせたければ全額を払いますし、部分的に定期的に払えば、バランスさせないこともできます。バランスさせないときは、当然支払いを延期することになりますから適宜利子がかかることになります。

Government

Accountingの世界では、政府の役割というのに大きく影響されてきます。要するになんで Annual Report を発行するかというと、株主や、お客様、他社へのアプローチもありますが、何より政府にその提出を義務づけられているからです。この手の業務は、

U.S Securities and Exchange Commission (SEC)

という機関がやっています。日本で言えば、会計検査院?いえ、でも公正取引委員会?みたいな機能もあるように思えます。

企業の情報は、K-10 とか Q-12 とかのあらかじめ決められた所定のフォーマットに則って報告されます。膨大なテキストファイルです。上記 SEC のサイトのデータベースでそれらの情報は検索できます。

Terminology

bulletAsset: 資産

いわゆる「総資産」です。現金や、銀行残高、有形・無形資産などが含まれます。

bulletLiability: 負債

借入金のことです。銀行から借りた金。

bulletEquity: 資本

売り上げは+に、コストは−として、Equityに含みます。株主への配当金や、Retained Earnings もこれに含まれます。

bulletDebit (Dr.) 借方 左側
bulletCredit (Cr.) 貸方 右側

Debit/Credit は、現金の+/−では、なく単に帳簿の左側のカラムか、右側のカラムか、ということです。それ以上でもそれ以下でもありません。

bulletAccount Payable (A/P) 支払手形?これだけ払う必要があるという紙切れのこと。Liability に含まれます。
bulletAccount Receivable (A/R) 逆。これだけいただける。Check 。Assetに含まれます。
bulletDividends 配当金
bulletRetained Earnings (R/E) 翌年に繰り越し、積み上げられた利益のこと。
bulletSales 売り上げ
bulletRevenue
bulletExpense Exp. 経費、使ったかねのこと
bulletCompound Rate 複利
bulletInterest Rate 年利
bulletDepreciation (Deprec.)原価償却費

日本では仕事では、Straight Line つまり、(購入額−廃棄時価格)/耐用年数を毎年積み上げていくという方式しか使ったことがありませんが、他にもいくつかやり方があります。

bulletAllowance 補填 補助

    (続く)

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If you have any questions or comments, please send an E-mail message to hirosi@hirosi.com .
Last Updated:11/24/01